梨尻柿頭

梨尻柿頭という言葉を聞いたことがありますか?
私はいつだったか、何かの本でこの言葉を見つけて、妙に納得し、よくお客様にも紹介したものでした。
梨はお尻が甘く、柿は頭が甘いという意味です。

果物全般に一番甘さの強い部分とそうでない部分があるようです。ここでは一般的に机などに梨や柿を置いた時に、上になる方を頭、下になる方をお尻と呼んでいます。

元々がついていた所に近い側が甘いというのが普通なのだそうです。梨やリンゴはお尻側が花がついていたところなので、お尻側が甘く、柿はヘタのついている方が花があった方なので、甘いのだそうです。ミカンもヘタ側が甘いということになります。

一般的な人間の舌はそれほど精巧にはできていませんので、食べる順番によって、甘味の感じ方が変わってしまいます。先に糖度の高い果物を口に入れると、後から入れたものは酸味が強く感じたり、味が薄く感じられたりするので、口に入れる順番は気を付けた方がいいです。
フルーツバイキングなどで、メロンの後にグレープフルーツを食べたりしていませんか?もちろん酸味を味わうために、わざとそうするのも良いかもしれませんが、私なら嫌です(笑)。

こんな失敗をしたこともあります。初めてワインを買った時の話です。
とあるワイナリーでワインの試飲を始めました。最初は辛口から、後に甘口を試すように移動していたのですが、途中で「さっき飲んだのがおいしかったな」と、前に飲んだワインに戻ろうとしたのですが、一度自分の好みより甘いワインを口にいれてしまったために、舌が鈍感になったのか、さっき飲んだワインがわからなくなってしまったのです。結局また最初から試飲しなおして購入したのですが、家に帰ってから飲んでみると、自分の好みよりかなり甘口のワインを買ってしまったことがわかりました。

話がそれてしまいましたが、なるべくなら果物であろうと、ケーキなどのお菓子であろうと、一番甘いと思われるものを最後に食べた方が、最後までおいしく食べられるということです。つまり甘くない方から甘い方へと食べ進む方が普通は良いはずです。

腹立たしいのは、スイカやメロンといった果物です。中央部が甘くて、皮に近いほど甘さが少ないですよね?本当なら段々と甘くなるように、外側から食べれば最後までおいしく食べられそうなものですが、なかなかそううまくは食べられません。大体そこまでこだわるのも面倒な果物です。

ぜひ実践してもらいたいのが、ブドウです。ブドウははつるに近い方が甘いので、できることなら房の一番つるに近い端っこを一粒味見して、それが甘いかどうか確認してから買えれば確実なのだそうです。(そんなことさせてもらえませんけどねw)

ブドウを食べるときは、お尻側(つると反対側)から順番につる側へと食べ進めば、最後までおいしく食べられるというわけです。

何度かバスの中で「ブドウをどのあたりから食べますか?」という質問をしましたが、ほとんどの人が考えないで食べているか、つる側から食べているという答えで、お尻側から食べているという人は1~2割でした。

また一人で食べるときは別として、家族や友人達と皿に盛った1房のブドウを食べるときは、つる側を自分の席に近い方へ置くように心がけてください(笑)。

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コメント

  1. kabocha より:

    あまり気にすると、一番おいしい部分を食べる前に、おなか一杯になっちゃったりして、損するかもしれませんから、適当にw

  2. 三四郎 より:

    またまたいいことを聞きました。

    これからぶどうを食べる時は(あまりないですが)推奨されているのと逆に食べていたので気をつけたいと思います。

    柿は親戚が農家をやっているのですが、恐らく知らないんじゃないかと(^^;