明石海峡大橋

名谷JCTを過ぎると一瞬左前に明石海峡大橋を見ることができます。

電車であればJR線、山陽電車線ともに明石を過ぎると橋の眺望が大変良いのですが、自動車の場合は国道2号線以外からはあまり見ることはできません。

少し明石海峡大橋に寄り道するルートを紹介します。

第二神明道路からですと、名谷JCTで第二神明道路と別れ、徳島の標識にしたがって垂水JCTに向かいます。そのまま徳島という文字を追いかけて神戸淡路鳴門自動車道に入ればもうすぐ明石海峡大橋です。

神戸淡路鳴門自動車道に入ってすぐ舞子トンネルをくぐります。このトンネルの上は丘陵地で、学校や住宅や商業施設、お墓などがあります。そのため、丘陵地を削るのではなく道路を掘り下げて、町の下をくぐるルートが作られました。

トンネルの出口が見えてくると、出口すぐのところに高速舞子バス停があります。たぶん高速バス停の中では全国一利用者が多いのではないでしょうか。エレベーターでJR舞子駅と山陽電鉄舞子公園駅にほぼ直結されています。

明石海峡大橋の上はどんなに景色が良くても高速道路ですから駐停車禁止です。路肩に寄っただけでもパトカーにつかまってしまいますので注意しましょう。もちろん低速制限50k/hですからゆっくり走るのにも限度があります。

本州と四国を結ぶ3つのルート、瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道とこの神戸淡路鳴門自動車道の中では最も交通量が多いルートです。

垂水IC・JCT~淡路ICの通行料金表

軽自動車等 普通車
通常料金 1850円 2300円
ETC特別割引 1748円 2173円
ETC休日終日割引(終日) 925円 1000円
ETC平日通勤割引
(6-9時、17-20時)
925円 1150円
ETC平日昼間割引
(9-17時)
1295円 1610円
ETC平日夜間割引
(20-22時)
1295円 1610円
ETC平日夜間割引
(22-24時、4-6時)
1295円 1610円
ETC平日深夜割引
(0-4時)
1295円 1610

上の表は明石大橋の部分だけを通る場合の最短IC間である垂水ICから淡路IC間の料金表ですが、開通当初(普通車3250円)にくらべればずいぶん安くなったとはいえ、それでもETCありとなしでは大きく差がでます。大きな割引を受けられる時間帯に通れないとしてもETCを利用するほうがよいのがわかります。

また明石大橋だけを観賞するために淡路へ向かう場合は垂水ICより明石大橋を通り淡路SA(下り)に入ります。淡路SA内から淡路ICの出口方面へ出ることもできますが、出口へ向かわずに淡路ハイウェイオアシスへ向かいます。淡路ハイウェイオアシスから今度は下り(神戸方面)SAに向かいます。途中に通行チェックゲートがあります。下りSAから上り本線に出て神戸方面に向かって明石大橋を渡れば一度も一度も出口料金所を通らずにUターンすることができます。ただし料金はしっかり往復分必要となり、特別往復割引などはありません。

この方法で上り下りのSA間は何度でも往復することはできます。(怒られたりしませんから大丈夫) 開通した頃はこの間を走るミニバスのようなものもありましたが、現在はありません。

明石海峡大橋の概要

明石海峡大橋とは神戸西ICと鳴門ICを結ぶ約89キロの高速道路、神戸淡路鳴門自動車道の一部で明石海峡を渡る部分の橋のことです。

1998年5月着工、1998年4月5日供用開始。

全長3991m、中央支間長1991m、主塔の高さ海面より約298m、海面から橋桁までの高さ最高65m、道路面の高さは最高点で96m、現在も世界一の吊り橋です。橋の部分だけの建設費は約5000億円です。

建設当初は全長3990m、中央支間長1990mの予定でしたが、平成7年1月17日の阪神淡路大震災の時に地盤がずれ、1m伸びることになりました。当時は主塔が建っているだけの状態でしたが、震源地が近いにもかかわらず無事であったことに関係者は胸をなでおろしたそうです。

メインケーブルは直径112.2センチで、ケーブルの中には290本のストランドがあり、このストランドは直径5.23mmの素線127本で構成されています。つまり合計36830本の素線を使用していることになります。この素線一本一本がピアノ線以上に強度のあるものだそうで、素線の総延長は約30万kmで地球約7週半もする長さになるそうです。

そのケーブルの張力を支える本州側のアンカレイジの基礎は直径85m、深さ63.5mの巨大な円形構造物で本体には約35万トンのコンクリートを使用しています。

橋の強度は風に対して毎秒80mの風に耐えられる上部構造と地震に対してはマグニチュード8.5の大地震にも耐えられる設計となっています。(参考=阪神淡路大震災はマグニチュード7.3)

明石海峡大橋のライトアップ

明石大橋といえば夜の照明が大変綺麗で有名ですが、2本のメインケーブルに沿って1084台の装飾照明が設置されています。

本来ライトアップといえば建造物などに他から照明を当てるものですが、明石大橋の場合は橋に照明がついているわけです。赤、緑、青の3原色ランプが1セットになっており、それぞれ調整できる仕組みになっています。

3色とも全開にすれば白色に光り、それぞれ強弱をつけることによって「虹色の橋」が演出できるようになっているのです。走行中にメインケーブルが近いところでよく見れば確認できますが、わき見運転注意です。

明石大橋の照明は日没から0時までで、季節や曜日、時間帯によって照明デザインが違います。このデザインは照明デザイナー石井幹子さんによるものです。

3色を全開にして白色にするとレーダーなどの邪魔になり、船の航行に支障がでるため、滅多に白色になることはありません。基本的には1月17日の阪神淡路大震災のあった日だけです。

明石大橋を見るスポット

大蔵海岸(明石市) 古来白砂青松で知られた海岸は国道建設により堤防と波消ブロックで固められ、昔の面影は全くなかったのですが、1998年に人工海岸として再生されました。しかし2001年12月に砂浜陥没事故が起きて女児が死亡するという悲惨な事故がおこり、明石市は安全確保のために工事を行い2005年に再オープンしました。
砂浜面積/約3.5ha、延長/約500m、幅/約60m 管理棟やお土産店、バーベキューコーナーがあります。夏は海水浴場にもなっています。
マリンピア神戸
(神戸市)
神戸市によって1998年整備された18.5haのテーマパークでさかなの学校、三井アウトレットモール、レストラン、ヨットハーバーなどがあります。
アジュール舞子
(神戸市)
ここも天然の砂浜は全く無くなっていたのですが、神戸市が1998年に整備した延長約800m、面積12haの人工海岸です。大蔵海岸の事故の影響を受けて安全工事も行われています。明石大橋の上からも都会的な弧を描くビーチはよく見え印象的です。
淡路
サービスエリア
(淡路市)
上り線下り線どちらのSAからも明石大橋の眺めは抜群です。特に下り線には観覧車が設置されており、明石大橋だけでなく神戸方面の景色を堪能することができます。この観覧車は全高65m(海抜135m)で冷暖房完備です。料金一人600円、定員6人乗りのキャビンが一周約12分でまわっています。
ちなみにハイウェイオアシスからは明石大橋の眺望はSAにくらべるとあまり良いとは言えません。
松帆
アンカレイジパーク
(淡路市)
吊橋のメインケーブルを引っ張るおもりの役目をしているのがアンカレイジです。コンクリートの恐ろしく大きな塊です。淡路島側のアンカレイジの下にあり道の駅にもなっているのがアンカレイジパークですが、あまりにも橋の真下すぎて橋全体を見るのにはいまいちかもしれません。

舞子公園内の施設など明石海峡大橋周辺スポット

橋の科学館 舞子公園内の明石海峡大橋袂にあり、明石海峡大橋などの国内外の長大橋における技術やプロジェクトを紹介する博物館です。
移情閣 3階建ての八角堂。大正4年に神戸の貿易商・呉錦堂が建てた別荘です。ここに中国革命の父・孫文が亡命中に立ち寄ったことから、昭和59年(1984)、「孫中山記念館」として開館しました。明石大橋の工事中は何回か移転させられ、橋完成後に今の場所に落ち着きました。
舞子海上プロムナード 明石海峡大橋の展望施設で橋の開通と同時にオープンしたものです。海面からの高さ約47m、陸地から約150m、明石海峡へ突出した延長約317mの回遊式遊歩道になっています。行き交う船を橋上から眺められるガラス張りの床面もあります。
明石海峡大橋ブリッジワールド

詳細はこちら

明石海峡大橋を体験する見学ツアー。4月から11月までの木金土日祝に1日2回午前と午後の部にわけて開催されています。ツアーリーダーに従って橋の科学館で説明を受け、海上プロムナードを経由して明石海峡大橋の主塔約289mの高さまで登る約2時間半の人気ツアーです。
料金3000円 要予約。(週末は10月までほぼ空きなし)
30名までの団体は水曜日に実施されている模様。
条件が色々あって中学生以上で2キロは歩けること、階段の昇降ができること(主塔はエレベーターあり)、高所恐怖症でないことなど。

明石海峡大橋は淡路から神戸方面に向かったほうが景色的に見えるものが多く、夜景を含めて景色を楽しむのには淡路SAからの方がお薦めです。

明石海峡大橋を渡る路線バス

明石海峡大橋を渡る神戸淡路鳴門自動車道は路線バスのドル箱となっています。元々このルートは新幹線も通す鉄道併用橋になる設定でしたので徳島側の鳴門大橋は鉄道併用橋として建設されました。残念ながら明石海峡大橋の場合は様々な面で困難が多いということで併用橋としての建設は断念されました。そのため淡路島や四国の人達がこのルートを通る路線バスを利用して神戸や大阪に来るというのが多く利用されるようになりました。

四国はほとんどの地域で鉄道の便が良いとは言えません。今も「汽車」と呼ぶ人が多いように電化されているところが少なく、本数が少ない、時間がかかるということで、鉄道を利用する人は多くありません。都市部の私鉄、路面電車の利用はあっても、長距離の場合は岡山や広島まで車やバスを利用する人が多いようです。
また香川県などは高速路線バスのバス停周辺には無料駐車場があるなど、バス利用者に便利になっていますし、四国4県の中心都市や高校野球で有名だった徳島県池田市のあたりからも大阪方面に路線バスがでています。

特に徳島県や香川県からは休日に神戸や大阪へ買い物に路線バスでというほど気軽に利用され、人気の交通手段となっています。

高速バスを利用して淡路SA下り線へ行く方法があります。
JR舞子駅および山陽電鉄舞子公園駅からすぐの高速舞子バス停を利用して路線バスに乗ります。どこ行きのどのバスでもかまわないので必ず淡路ICに停車するバスを選んでください。
高速舞子から淡路IC間は1区間で400円です。淡路ICでバスを降りると階段を下って左右に道が分かれます。左へいけばもうそこが下りSAです(観覧車がある方)。遊歩道が繋がっており簡単にいけます。また反対の右側へいけば一般道路にでますが、歩道を歩いて淡路ハイウェイオアシスに行くこともできます。徒歩10分くらい。
淡路ハイウェイオアシスは県立淡路島公園の入り口でもありますので、車を利用しなくても散策などして遊んで帰ることができるというわけです。

明石海峡大橋からの景色

明石海峡大橋からの眺めを紹介してまた再び元のルートに戻りたいと思います。
淡路ICから神戸方面に向かって明石海峡大橋の上にさしかかると左手西側には正面よりから明石市の景色が広がっており、大蔵海岸の砂浜が見えます。そこから少し左寄りに明石市立天文科学館の時計台のような姿が小さく確認できます。さらに西に向かって加古川、姫路方面の工場や住宅が広がり、見晴らしの良い日には家島群島の姿も確認できます。
反対右手東側の景色は橋を渡り始めてすぐ下に見えるのが岩屋港です。明石と岩屋を結ぶたこフェリーが発着しています。見晴らしの特に良い日には遠く真横に近いところに関西空港が見えます(橋中央部から淡路よりの辺りで)。そこから少し前よりに大阪港の景色となりますが、よく見るとWTCコスモタワー256mが確認できることもあります。
橋中央部に差し掛かる頃正面橋の袂に白い建物が見えてきますがホテル舞子ビラです。それに続いてアジュール舞子の砂浜が広がるのが見えます。アジュール舞子の奥高台には五色塚古墳がちらりと確認できます。アジュール舞子の右隣りに続くのがマリンピア神戸で、さらにその奥には見晴らしのよさそうな山がひとつ見えますが、六甲山系の西の端にあたる鉢伏山です。山上は須磨浦山上遊園地のある公園となっています。ここも大変展望のよいスポットです。この山を境に西は垂水区、東は須磨区になっています。
須磨区の景色から東側はもう肉眼では細かいところは見難くなりますが、港のクレーンが連立しているようなところから和田岬、神戸港と続いていることがわかります。その辺りに神戸空港があります。

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コメント

  1. kabocha より:

    橋もずいぶん安くなって走りやすくなりましたが、交通量はまだまだ少ないです。
    瀬戸大橋や西瀬戸道の車の少なさには更に驚かされますが。

  2. 三四郎 より:

    明石海峡大橋は10年位前に四国へ車で行った帰りに通りました

    途中で淡路島を通ってきましたが素晴らしい橋でしたね

    四国も合わせてまた行きたいものです