醍醐寺裏参道

上醍醐寺への裏参道について

通常、上醍醐寺へは下醍醐から約1時間余りをかけて、徒歩であがるのですが、実は裏参道があるのです。ただし、2008年に准胝堂が落雷により焼失してから、裏参道は通行止めになっているそうですので、この情報は当分、無駄な情報のままかもしれません。

この裏参道は京都国際カントリークラブの近くにある横峰峠から山道に入るというもので、お寺が正式に認めている参道ではありません。そのため最初にこのルートを上って入った巡礼者に、納経所では朱印してくれなかったというエピソードがあります。(ここの納経所はあまり評判が良くないようです。)しかし、このルートを使うと、歩く時間が20分くらいで済むので、確かに足腰が弱い人には助かるのです。

実は私は、表参道から上醍醐にあがったことはありません。昔、関西の旅行会社の西国巡礼ツアーで上醍醐に行ったことはありますが、一般観光とは違うため、バスガイドはついていかなくてもよかったので、いつも下醍醐でお待ちしてました。

当時の西国ツアーは、バスも添乗員も駐車場に着いたら「いってらっしゃい」と言うだけでした。添乗員さんはさすがに同行する人がほとんどでしたが・・・。朱印もお客様が自分でもらいに行ってたので、いつも長蛇の列でした。そのため中には十分にお参りする時間がなくなる人もいました。ただし、関西人による西国のお参りは、たんなる観光の延長線でしかなく、お経をあげる人もほとんどいませんでしたが。

話が少々飛ぶのですが、四国はまったく方法が違うのです。四国88ヵ所霊場めぐりは、四国のやり方が定着していまして、納経は、乗務員が全て代行します。四国では、霊場巡りのことを巡拝と呼びます。巡拝の団体が、直接バスを借りる場合は乗務員が納経取りをします。今のように一般旅行会社の巡拝ツアーというのは、以前はほとんどありませんでしたので、これが四国の全てのバス会社の共通点でした。四国巡拝の団体は、全国のお寺の檀家さん達の集まりや、先達がまとめる有志の団体がほとんどでした。あるいは、間に旅行社が入ることもありますが、巡拝手配に慣れている旅行社がほとんどです。

バスがお寺に着くと、運転手や納経取り専門の車掌が朱印帳などを持って、納経所に向かいます。その間にお客様方は、観音堂や本堂へお参りに向かい、全員一緒にロウソク、線香をつけ、お経をあげます。

この巡拝バスは、非常にサービスがよいのです。全ての札所で、お客様が一番楽にお参りできるように、取り計らってくれるのです。バスで行けないところは、タクシーを手配し、または回送したりと、いたれりつくせりです。もちろんタクシー料金など有料のサービスの支払いは、お客様持ちとなりますが。
このため、四国の札所は、数が多いわりには、ひどい難所というお寺が少ないのです。

さてさて、こんな四国のバスを利用している巡拝団体や旅行社は、西国のお参りにも、わざわざ四国のバスを利用することがあります。例えば、関東から西国巡礼に行くのに、伊丹空港に四国のバス会社を呼び寄せて、西国をまわるわけです。(本当はこれは違反なんですけどね。一応全国バス協会で、INと OUTの両方が他県というのは駄目ってことになってるんです。)

当然、バス会社や旅行社は、難所の多い西国をいかに楽にまわるかを考えます。長命寺や観音正寺もすべて、行けるところまでバスで行き、使えるところは全てタクシーを使います。

そう考えると、過去の関西人による西国巡礼ツアーって、本当に厳しかったのねーと思うんですよね。sweat02 ケーブルやロープウェイがあるほどの所は別として、タクシーは有志でお金を出して乗り合わせるくらいで、後は全部徒歩でしたからね。

そんな四国のバスで、西国巡礼をまわった時に、私も上醍醐寺にタクシーで裏参道入口まで行き、参拝したんです。徒歩たったの20分くらいでした。槇尾山(4番施福寺)の方が、うんと大変でした。槇尾山だけは、他のルートが無いので、四国の参拝客最大の難所だそうです。(笑)

この時は、宇治の三室戸寺からタクシーを手配してあり、京滋バイパスの笠取ICの近くから、横峰峠方面に向かいました。タクシーなので、どこに車を停めたのかよくわかりませんでしたが、峠のあたりだったようです。タクシー業者も覚えてはないんですけど、タクシーの運転手さんが、納経取りをしてくださってました。詳しく知りたい方は、宇治あたりのタクシー会社さんに問い合わせると良いかもですね。

時は流れ、明石海峡大橋が開通すると、四国に88ヵ所の巡拝ツアーがたくさん出るようになりました。関東の旅行社ではありますが、トラベル日本の関西支社が先陣を切りました。続いてJTB、阪急などが続きました。

明石海峡大橋が開通する以前には、大阪の大阪市交通局の旅行社が四国巡拝ツアーを出していましたが、利用者はまだまだ少なかったです。しかし、明石大橋の開通は、四国巡拝にとっては、非常に大きな機転になったのです。徳島の札所までは日帰りで行くことができます。これだけでも、大きな集客のチャンスです。最初にこの四国巡拝ツアーに乗り出したトラベル日本は、それまでの関西からのツアーとは違って、四国のバスのやり方を真似しました。ただし、納経取りは添乗員がやるという方法です。通常四国で、タクシーを使っているところは、同じようにタクシーを手配しておき、これを旅行代金に組み込んで、楽にお参りできるようにしました。
これが大当たりし、続いたJTBなどの大手旅行社も全てこのやり方を取り入れたのです。
そして、地元西国巡礼なども全てこのやり方に変わってきました。

でも、西国には、通用しないところはまだまだあります。
西国のお寺には、超有名なお寺が多くあり、格式ばってるところが多いのです。上醍醐もそのひとつかもしれません。でも、お寺の言うこともわかるんですよね。楽してご利益を期待するなというところでしょうか。

とういうわけで、当分上醍醐の裏参道が通れることはないと思いますので、皆さん頑張って下醍醐から、1時間~1時間半かけて上醍醐に向かいましょう!
ただし・・・・、上醍醐には別途入山料として大人600円がかかるそうです。

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