永源寺

関西秋の紅葉の名所として知られる永源寺の紹介です。

愛知川を上流へ8キロ(名神から)登ったところに、紅葉の名所臨済宗の永源寺があります。
南北朝の後村上天皇の頃、近江の国主佐々木氏頼が元の国から帰った寂室元光禅師を招いた建立されたお寺で、湖東きっての名刹です。

本尊は秘仏で世継観音といい、氏頼はこの観世音に祈って長男を授けられたと言います。2度兵火(明応2年と永禄6年)にあって焼失しましたので、現在の建物は寛永8年(1631)に再建されたものです。

お寺は川の右岸の断崖に建てられおり、山モミジが多く茂り、木々の彩りの調和が見事です。

永源寺の紅葉 (滋賀県提供)

川沿いから石段を上がって受付のある総門までは、けっこうキツイかもしれません(120段の石段)。紅葉の時期は愛知川にかかる旦度橋(たんどばし)周辺にはたくさんの土産物店が出ます。

永源寺の名物は今も昔もこんにゃくです。永源寺のこんにゃくの歴史は古く、寂室元光禅師が中国から種芋を持ち帰り、禅僧達の食事として作られるようになったの が始まりと伝えられています。この永源寺で作られていたこんにゃくが、門前の農家に広まり、それを70年ほど前から永源寺にお参りに来る人の土産として売られるようになりました。

永源寺のこんやく (滋賀県提供)

こんにゃくといえば永源寺だけでなく、湖東地方の一般的な名物として知られています。湖東三山や彦根城でもこんにゃくは定番のお土産となっていますし、こんにゃくの田楽やこんにゃくづくしの定食などがあちらこちらの食堂のメニューにあります。

秋の紅葉の定番ツアーは「湖東三山と永源寺の旅」。関西や中部のバスツアーでは日帰りのコースで毎日のように出ていますから、紅葉の時期の混み具合は半端ではありません。乗用車もバスも駐車場が無くて大混雑していますので、曜日や時間帯には注意してください。ただし紅葉時期以外はガラガラです。

寂室禅師

正応3年(1290)岡山県美作国勝山の藤原家に生まれ、13歳で出家。京都東福寺や鎌倉建仁寺で修行し、31歳の時中国に渡って各地を巡り、天目山の中峰和尚などに師事する。7年後に帰国した後も世俗から離れ、京都天龍寺・鎌倉建長寺などからの招きを断り、生涯黒衣の平僧として過ごした。晩年72歳で永源寺を開山し隠棲。
貞治6年(1367)に78歳で没。墓所は永源寺大寂塔 (開山堂)。
後光厳天皇より円応禅師、昭和3年に昭和天皇より正燈国師の称号を贈られる。

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