桂川と保津川下り

桂川PAを過ぎるとすぐに桂川を渡ります。右手(南)は防音壁があるため、上り線からは見えにくいですが、左手(北)に川の流れがよく見えます。

標高1000mの丹波高原に源を発し、保津川となり、天下の名勝、嵐山で大堰川(おおいがわ)となり、そのあとすぐに桂川と名を変えて、天王山のそばで、木津川、宇治川と合流して淀川となります。延長107キロ。鴨川とともに京都を代表する川として知られます。

左手(北側)向こうが嵐山で、亀岡から嵐山までの間を、丹波なまりまるだしの船頭さんのこぐ、竿さばきも鮮やかに急流を矢のように流れ下る舟遊びを、保津川下りといいます。

保津川下り

保津川下りについてご紹介します。
保津川下りは、慶長11年に南方貿易開拓の先覚者であり、我国疎水事業の大家である、角倉了似が幕府の命を受け、丹波の国と山城の国を結ぶ、唯一の輸送機関として、船を使い、物資を運んだのが始まりです。

明治40年に保津川遊覧株式会社が創立されてより、だんだんと観光化されてきたもので、春は花、五月晴れの新緑に、また秋の紅葉の錦、冬の雪景色と、四季の変化を表す風光美を味わいながら、川を下るスリル満点の舟下りは、観光の花形となっていったのでした。

丹波亀岡から嵐山間の16キロのコースを、小さな小船に、船頭さんの見事な竿さばきで流れ下る、約2時間の舟下りです。

流れ下った舟は、トラック輸送で、再び乗船場の亀岡に回送されます。(エンジンは付いていません。)

川下りを楽しんでいる途中に、竿の跡や綱の跡が見られます。
これは長年、毎日のように繰り返されてきた、舟下りの竿で突かれた岩にできた窪みや、舟引き作業で(川上りは船頭が綱で船を引っ張ってあがった)出来た、岩に綱がこすれた跡で、船頭衆の苦労の跡が偲ばれます。

保津川下りは、約2時間のコースです。ちょっと長いかなーと思うかも知れませんが、これ以上短いコースはありません。
船では長椅子のような席が設けられており、横並びの前向きで座ります。背もたれはありません。
前半部分では、そこそこの急流があり、スリルを味わえます。
コースは道路からはまったく見えない、自然いっぱいの景色を楽しむことができます。(JR山陰線や、トロッコ列車からは見えます。)

面白いのが、川下りの途中で売店で買い物ができるところです。
前半の最初の急流が終わったところあたりで、同じ型の船が近寄ってきます。なんだろう?と思っていると、団子やジュースにビールなどを並べており、船の売店なんだーとちょっと感動。
しかし、まだまだ先は長い、トイレも心配だと買い控える人が多いです。

ところが、さらに1時間ほど経つと、「さっき何か買っておけばよかった・・・」と思い始めるのです。そんな風に思い始めて少し経った頃、またまた船の売店が!

ジュースにビールに団子にと、飛ぶように売れるのですよ。(笑)
しかーし、買いすぎると、全部食べ終わらないうちに嵐山到着~~♪
団子を頬張りながら船を下りることになるのでした。
これは20数年前の「私」の保津川下りの体験です。(汗)
(現在は売店船は一度だけのよう?)

よく出来たものだ~と、今も忘れられない思い出です。
保津川下りの印象は、今まで乗った船の中でも一番印象が深く残っていますね・・・。
時間も一番長かったというのも原因かもしれません。そして私の人生の一番最初の舟下りの体験でもあったからだと思いますが、一番舟下りらしい、舟下りだと思っています。

最上川や、富士川、四万十川など、その後も色々船は乗りましたが、私にとっては舟下りといえば、保津川です。

ロッコ亀岡駅と保津川下り乗船場は、離れていますので、歩いていくことは出来ません。その間は、路線バスかタクシーを利用しなければなりません。(タクシーは要予約)

JR山陰線の亀岡駅から乗船場までは、300~400mほどですので、歩いていくことができます。
船に乗るならば、JR山陰線で、途中チラッとだけ保津川の様子を眺めながら、亀岡まで行って、船に乗り換える方をお薦めします。トロッコは旧山陰線なので、同じところを通っているのですが、走りやすいように改良した現在の山陰線の方がトンネルが多いのです。ですからトロッコの方が景色は良いですが、船に乗るならば、無理にトロッコまで乗る必要は無いと思います。

ちなみに交通手段が車の場合、嵐山のお薦めの駐車場は、レストラン嵐山、市営駐車場、天竜寺の3ヵ所です。トロッコ嵐山駅、トロッコ嵯峨駅、保津川下船場のいずれからも、そこそこ便利です。2009年10月現在で、レストラン嵐山700円/1日1回、市営駐車場800円/1日1回(土日は時間制限があるようです)、天竜寺1000円/1日1回となっていますが、レストラン嵐山は観光バスの予約が優先されますので、乗用車の停めるスペースが少なくなります。観光シーズンですと、よほど早い時間でなければ空いていないと思います。いずれにしても、春秋の土日は、別の場所に車を停めて、電車を利用して嵐山へ行くことをお薦めします。

観光シーズン真っ盛りの時は、亀岡に駐車して保津川下りを楽しみ、嵐山を散策して、鉄道で亀岡に戻るのもお薦めです。その際は、京都市内を経由せずに大阪から摂丹街道(R423)を通って行くのが空いています。(平日はダンプが多いので、気をつけないといけません)

嵐山に駐車した場合は、JR嵯峨嵐山駅かトロッコ嵯峨またはトロッコ嵐山(駅まで登りがきつい)より、JR山陰線かトロッコで亀岡まで移動してください。さっきも書きましたが、トロッコ亀岡駅から保津川乗船場までは歩いて行くことはできませんので注意です。

嵐山へ観光の際は、ぜひ一度保津川下りも楽しんでくださいね。

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