京滋バイパス

京滋バイパスは名神高速道路のバイパス道路で、京都府大山崎町と滋賀県大津市でそれぞれ名神高速道路と繋がっています。名神高速よりも南部を通っており、名神高速の渋滞緩和に一役かっている道路です。

京滋(けいじ)バイパスについては、名神高速とバイパスどちらが早いの?という疑問がわくのですが、多くの人は名神の方が距離が短いと思っているようです。理由はあとから作られたバイパスだからでしょう。でも実際には京滋バイパスの方がわずかですが短いようです。(1キロもないくらい?)
実際に同じ会社の観光バスが、たまたま違う団体を乗せて別々のルートを走ったところ、京滋バイパスを走った方が早く前を進んでいました。スピードは多分同じくらいだと思います。

日頃よくこのルートを走っている乗用車は、京滋バイパスの方が車の量が少なくて走りやすいと思っているようですが、人によって違うようです。
地方の観光バスは京滋バイパスを嫌うドライバーが多いです。理由はカーブが多いからだそうですが・・・。本当は逆なんですよね。名神が直線が多すぎるのです。おまけに名神の方がアップダウンが多いです。観光バスは車高が高いので、直線でも苦になりませんが、乗用車の場合は、見通しが悪くなるので、名神より京滋バイパスの方がお薦めです。

トータル的にみても、京滋バイパスは、距離が短い、トンネルは多いが見通しは悪くない、交通量も少ない、地方の観光バスが少ない(笑)、といった理由で京滋バイパスの方が良いと思います。ただし、京滋バイパスには休憩場所が一ヶ所もありませんので、渋滞時には注意が必要です。前もってトイレは早めにすませておきましょう。

京滋パイパスは、昭和63年(1988)に名神高速道路の瀬田東JCTから巨椋IC間が開通しました。その後、長い間開通区間は伸びず、平成15年(2003)に、巨椋ICから名神高速道路との接続点である大山崎JCTまでが完成し、全線開通となりました。

全長約27キロ、途中に8つのICがあります。(JTCおよび大山崎ICは含めない)京都方面からは、大山崎JCTから分岐すると、間もなくで桂川、宇治川を続けて渡ります。右前には石清水八幡宮のある男山が近くに見え、しばらくすると今度は左手に京都競馬場が見えてきます。

久御山JCTでは第二京阪道路と接続します。この第二京阪道路は巨椋池ICから近畿自動車道の門真JCTを結ぶ全長約27.4キロの高速道路で、2010年3 月20日に近畿自動車道までの全線が開通する予定です。(2007年度の開通を目指していましたが、住民の反対や用地買収の遅れで、予定が延びました。)

その後、広々とした田園が続きますが、かつて巨椋池(おぐらいけ)という、周囲16キロほどもある大きな池、池というより湖があったところです。昭和の初めに干拓されて今のような農地になりました。

宇治の山が前方に近付く頃、左斜め前に向島の団地が見えます。その背後の丘陵の上に伏見桃山城が見えます。

宇治トンネルに入る少し前に宇治川を渡りますが、宇治川を挟んで右側(南)が、平等院や三室戸寺がある方向、反対左(北)方向に万福寺があります。(見えません)

宇治トンネルから先、しばらく山の中を進み、トンネルが数ヶ所あります。笠取ICを過ぎるとまもなくで、滋賀県に入ります。

滋賀県に入って最初のICは南郷ICですが、南郷洗堰はどちらかというと、石山ICの方が近いです。

次の石山ICは有名な石山寺がすぐ近くにあります。石山寺については、名神高速道路本線であらためてご紹介します。

石山ICをすぎると、もう間もなくで名神高速瀬田東JCTとなります。

ざっとこんな感じのルートですが、通行の際は大山崎JCT、瀬田東JCTともにけっこうカーブがきついので、注意して走ってください。

またエピソードとして、この京滋バイパスは開通前に久御山JCT付近で、映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の撮影が行われたことでも有名です。
この京滋バイパスの西側部分は2003年8月10日に開通しましたが、その開通は大幅に遅れたものでした。大部分は出来上がった状態で、何ヶ月も放置されていたのですが、その間に映画の撮影が許可されたようです。もちろん京滋バイパスにはレインボーブリッジはありませんので、合成して作られました。でもこのせいで、けいじバイパスって呼ばれているんじゃないですからねー。

あと補足としてですが、京滋バイパスを利用して久御山JCTから阪神高速京都線を利用すると、京都市内の十条(京都駅にわりと近いところ)に出ることが出来ます。(実際の出口は油小路通りの近鉄上鳥羽口駅の辺り)

阪神高速京都線

これを利用すると、京都南ICの出口渋滞を避けることができます。
ですが、料金が・・・。
たった5.9キロの区間なのですが、平日昼間普通車450円、平日通勤割引時間(6:00~9:00、17:00~20:00)で250円、土日終日250円なのです。

春秋の行楽シーズンは、京都市内へ入るための京都南や、京都東ICの渋滞を考えると多少料金がかかっても、利用する価値はあると思いますが、それ以外だとあまり意味は無いかもしれません。
現在名神高速道路本線とは直結されていません。2021年に工事完成の予定だそうです。つまり、名神と直結されると渋滞が予想されますが、現在はまだ通行する車も少なく、料金の価値はある迂回ルートだといえます(名神渋滞時)。この阪神高速京都線を利用するには、京滋バイパスおよび第二京阪道路を経由しなければなりません。(久御山JCTでは一般道路に下りる必要はありません。)

もうひとつ補足です。
京奈和自動車道と京滋バイパスは繋がっていません。

奈良⇔京都の高速道路を利用しての行き来は、奈良から京奈和道を利用して、田辺西ICで降り、一般道路を経由して第二京阪の枚方東ICに乗り継ぐ方法を利用します。
ちなみに高速を利用しない場合は、ひたすらR24で移動します。

以上、京滋バイパスについてでした。

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