湊川神社と瓦せんべい

神戸駅の北側に湊川神社があります。

地元では楠公(なんこう)さんと呼ばれ親しまれています。
祭神は楠木正成で、明治5年に開かれたお社です。

楠木正成公といえば、皇居外苑に大変有名な銅像があります。住友家によって寄進されたものです。

延元元年(1336)5月25日、南朝の忠臣楠木正成は湊川の戦に敗れ、大倉山広厳寺(こうげんじ)で切腹、現在の湊川神社のある場所に埋葬されたと伝えられています。(異説あり)

そのお墓は長らく荒廃していましたが、ご存知水戸光圀公が大楠公(楠木正成のこと)の墓と伝わる場所に「嗚呼忠臣楠子之墓」を建立しました。亀の背に乗った墓碑は青い和泉石で、高さ1m、幅30cm、厚さ31cm、ドラマでお馴染みの助さんこと佐々介三郎が監督し、元禄5年に完成されました。

Minatogawa

photo by 神戸観光壁紙写真集

楠木正成といえば南朝の忠臣、すなわち天皇家に命を捧げた人物です。明治天皇はこの大楠公の忠義を後世に伝えるために神社の創建を命じました。そして明治5年(1872)5月24日この湊川神社が創建されたのでした。

湊川神社の瓦は楠木正成の紋である菊水の紋瓦で葺かれています。神戸名物のひとつである瓦せんべいはこの湊川神社から生まれたのです。

神戸の瓦せんべいの老舗には菊水総本店亀井堂総本店の2つがあります。
湊川神社の正面にある菊水総本店は明治元年に現在地に創業し、社殿建立の際に瓦を寄進する習わしにちなんで瓦型のせんべいを作り、大楠公の勇士を焼きいれた瓦せんべいを生み出したということです。

*菊水総本店は2010年1月長い歴史に幕を閉じましたが、同年3月に元従業員によって再開され、湊川神社前1店舗のみ営業しています。

私はある縁で幼い頃から、この菊水の瓦せんべいを毎日のおやつのように食べていました。最近ではもう滅多に食べる機会もありませんが、私にとっての神戸の名物第一はこの「瓦せんべい」なのです。

しかし過去何度も神戸名物としてお客様にお薦めしましたが、瓦せんべいを買ってくださる人は少なかったです(苦笑)。
バスガイドが薦めるものは大抵のものなら、お客様はお買い上げになります。もちろん全員がというわけではないですが。しかーし、どうしても高齢者には「せんべい」というものは喜ばれないようです。

歯が丈夫な方、ぜひ神戸土産に「瓦せんべい」を!

※香川県高松市の瓦せんべいはとても硬いです。

<参考>
瓦せんべいの元祖は明治の初めに元町商店街にあった松花堂というお店だと言われます。このお店は戦災で廃業し、大阪で復活した現在の御菓子司「絹笠」さんだそうです。

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コメント

  1. kabocha より:

    「かたやき」ですねー。名阪伊賀上野ドライブインで売ってますよー。

    私の好きな硬いせんべいは、高松の「瓦せんべい」です。ものすごく硬いですけど、美味しいんですよー。

  2. 三四郎 より:

    バスガイドさんがオススメと言って紹介するものはついつい買ってしまうんですよね

    硬いせんべいっていろいろありますよね

    前に観光バスが滋賀県を通った時にバスガイドさんが硬いせんべいの紹介をしてました。

    忍者が持ち歩いていたものとか言ってたような