布引の滝と神戸ウォーター

阪神高速3号神戸線を西に向かって摩耶ランプを過ぎたあたりから、右手やや前方寄りに、尖がった建物が2つ並んだように見えるのがクラウンプラザ神戸(以前の新神戸オリエンタルホテル)です。向かってそのすぐ右奥に新神戸駅があります。


ANAクラウンプラザホテル神戸

その新神戸駅のすぐ横手から布引の滝への入り口があります。

布引の滝

布引の滝は日本の滝百選にも選ばれている名瀑です。

布引の滝の白糸 夏来れば 絶えず人の 山路たづぬる

藤原定家

六甲山の麓を流れる生田川の中流にかかる滝で、上流から雄滝(おんたき)、夫婦滝、鼓滝(つづみだき)、雌滝(めんたき)とあり、特に雄滝の高さは43mあり、これらの滝の落下する様子が白い布を引いたように見えるところから布引と呼ばれました。

この滝には悲しい物語があります。
昔、この近くに美しい娘が住んでおりました。そしてこの娘に恋心を寄せる若者が2人いました。2人の若者に同時に恋を打ち明けられた娘は困り、父に相談しますと、父親は「この滝の近くに群れ遊ぶ水鳥の尾と頭を同時に射抜いたものに娘を嫁にやる」と言いました。

翌日、2人の若者は我こそはと矢を放ったのですが、2人とも見事に水鳥の尾と頭を射抜いたのです。悩んだ娘は

住みわびぬ わが身投げてむ 津の国の  生田川とは 名のみなりけり

の歌を残し、生田川に身を投げてしまいました。

この物語はもともと万葉集に登場する菟原処女(うないおとめ)の伝説をモチーフにしたものといわれます。またこの女性のお墓が東灘区にある処女塚古墳(おとめづか)だとされています。

神戸ウォーター

話は変わりますが、生田川の上流には神戸ウォーターの採取地があります。神戸ウォーターは六甲山系の地下水で明治時代には世界に知られた名水でした。

神戸港が開かれると外国船に乗ってやって来た外国人は神戸の水が大変おいしい事を知りました。ほとんどの外国船が神戸に入港する際にタンクの水を減らして、神戸で新しく水を汲み入れたといわれます。そうして神戸ウォーターは海外に知られ、世界中を旅してまわったのでした。

港の近くであることや、世界中の中でも日本のように飲用に適する水が豊富にある国は多くはないといった風に条件が大変よかったせいもあります。特にヨーロッパでは水は豊富にあっても飲用に適する水は限られています。

私個人は家の外ではミネラルウォーターを飲むことはありますが、家では水道水です。それは日本の国のように飲める水が豊富にある国で、なぜ水を高い値段を出して買わなくてはいけないのか?と不思議に思うからです。たしかにお水は体にとって大切なものですし、気にかけている人が高価な浄水器を使用しているのを批判したりはしませんが、あまりに宣伝に影響されすぎてるのではないかと・・・。

スイスに1ヶ月旅行に行った時、泊めてもらっていたスイス人の友達の家でこう言われました。スイスの水道水は見た目は綺麗だけど、永い年月飲んでいると体に石灰がたまってしまうのだと。だからあなたたちが少し飲んだからといって多分問題はないだろうが、自分たちはミネラルウォーターを飲まなければいけないんだと教えてくれました。味のない炭酸水を飲むのは苦手です(汗)。それから私は日本の水に感謝して、水道水をずっと使ってます。

小学生の時に何回か布引の滝に遠足に行きました。ほとんど記憶にはないのですが、絶対に再度山とかの六甲山系歩かされたついでに寄ったんだと思います。新神戸駅からはすぐですので、機会があったらぜひ立ち寄ってみてください。

クラウンプラザホテルのある新神戸オリエンタルアべニューから出ている、布引ハーブ園行きの新神戸ロープウェイに乗ると、途中で眼下に見下ろすこともできますよ。

新神戸ロープウェイ・布引ハーブ園ホームページ
Feel KOBE 神戸公式観光サイト

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コメント

  1. kabocha より:

    エアロエース初乗車おめでとうございます。
    ちなみにバスガイドとしては、ドア周辺が落ち着かない感じで、居心地悪いバスです(笑)。

    バスガイドレポート頑張りますっ!(笑)

  2. 三四郎 より:

    現地解散はちょっときついものがありますね

    今回はダムからの放水で出来る虹も見れたし満足でした

    やはり黒部ダムは人気で名古屋から出発はバス2台で、違う営業所からのバスが何台か現地で集まっておりました

    そういえば今回念願叶って新しいふそうのエアロエースという観光バスにようやく乗ることができましたよ

    足元が広くて快適でした

    話が脱線しまくりですみません

    来月バスガイドさんをされましたら、そのレポートを心待ちにしてますね

  3. kabocha より:

    あらら・・・渋滞ですかー。すでに遅しですが・・・
    黒部ダムは私も一度、関西電力の見学コースに応募してみたいと思ってるんですが・・・。富山集合で黒部峡谷鉄道からダムへ向かう普通は通れないルートを通るやつです。解散が黒部ダムだったかと思うので、それが困るなぁと・・・。
    普通だと10月、11月はバスの仕事があるんですけどね。さぁ、今年はどうでしょうか。

  4. 三四郎 より:

    今、黒部ダムバスツアーの帰りの中央道の渋滞にはまっております

    今回のツアーは観光バス会社の会員募集ツアー(というんですかね?)です

    ほとんど黒部ダムに行って帰ってくるだけみたいな感じですが、すごいダムを見れて満足でした

    次のリンゴ狩りかなんかのツアーは京都と迷ったんですが、箱にリンゴを詰め込んで持って帰るなんていう豪快なやつらしいので気になって応募してみました

    来月は久々にバスガイドさんをされるのですか

    レポート楽しみにしております

  5. kabocha より:

    おお!観光シーズン真っ盛りですねー。
    私は9月は一度も乗務しなかったですが、10月に入ると少しまわってくるかもしれません。

    黒部ダム見学ツアー?関西電力のですか?バスツアーってことは、旅行社企画のですよね。
    秋の味覚ツアーも楽しみですねー。体に気を付けて(笑)。

  6. 三四郎 より:

    滝を見るのが好きなので布引の滝に行ってみたいです

    水の話は同感ですね

    日本の水道水は飲めるものがいくらでも出てくるというのは、高いお金を払って飲料水を買っている国もある中で、よくよく考えたらすごいことですよね

    そういえば個人的な話題で恐縮ですが、明日は黒部ダム見学のバスツアーに行くことにしました

    来月はリンゴ狩りと松茸食べまくりでそれぞれ長野のバスツアーにも行ってきます