大麻比古神社

先日の日帰りコースでもう一カ所尋ねた大麻比古神社を紹介します。
大麻比古神社の読み方は「おおあさひこじんじゃ」です。地元の方々は「おわさはん」とか「おおあささん」と読んでいます。阿波の国一の宮で、阿波国と淡路国の総産土神として信仰を集めてきました。
御祭神は大麻比古大神と猿田彦大神の二柱が祀られています。
大麻比古大神とは、大昔阿波国を開拓した阿波の忌部氏(いんべし)の大祖先の神様です。
神武天皇の御代に忌部氏の子孫が阿波国に入り国土を開拓して、麻や楮(かじ)の種を播いて麻布や木綿をつくり、郷土の産業の基を作りました。その忌部氏が大先祖の神様を郷土の守り神としてこの地におまつりしたのが大麻比古神社と伝えられています。
高松自動車道を鳴門から香川県方向に走っていると、すぐ右横に大麻比古神社の赤い大鳥居が見えます。この鳥居から800mほど参道を歩いたところに本殿があります。
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境内には樹齢約千年の楠があり、大麻比古神社のご神木となっています。
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またこの大麻比古神社のすぐ近くにドイツ館というところがあります。(ここも高速道路から見えます。洋風の建物が目立ちます。)
かつてこの近くに第一次世界大戦時のドイツ兵収容所・板東俘虜収容所がありました。ドイツ兵俘虜と地域の人々との交流を顕彰して作られた施設がドイツ館です。映画「バルトの楽園」はこの交流を描いた作品ですが、ご存じでしょうか?松平健さん主演で、2006年に公開されました。
日本ではあまりにも有名なベートーヴェン『交響曲第9番 歓喜の歌』ですが、これはこの収容所のドイツ兵俘虜によって初めて日本で演奏されました。このためにここは日本における「第9のふるさと」といわれています。
収容所のドイツ兵俘虜のほとんどは民間の志願兵であったため、様々な職業を身につけた人達が集まっていました。パン屋、鍛冶屋、床屋、靴職人、仕立屋、肉屋等々。
すぐれた母国の土木技術を生かして作られたのが、大麻比古神社の境内にあるドイツ橋です。
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残念ながら現在は渡ることはできません。(見難いと思いますが、混雑してて正面から撮れませんでした。)
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もうひとつメガネ橋がありますが、こちらは渡ることができます。
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俘虜の中には解放された後も日本に残った人達がいます。ユーハイムやローマイヤなどは日本に残留したドイツ兵によって創立された会社なのです。(ユーハイムは板東、ローマイヤは久留米)
なかなか面白いものですねぇ。(^o^)

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