山岳観光地 尾瀬編

尾瀬に行きたい!

昔から私の母はよくそう言ってました。
本当に行きたいなら、誰かとツアーにでも参加して行けばいいと思うのですが、行動に移そうとはしないのです。いつでも「言うだけ~」なので、あまり気にしてませんでした。

子供の頃の家族旅行は別として、大人になってからも母と一緒に旅行したことは何回かありますが、いつも私が運転するマイカーでばかりでした。草津温泉までは車で行きましたが、さすがにそれ以上遠くなると、母は免許を持っていませんから一人で運転するのは辛いです。そして私は尾瀬をよく知りませんでした。もちろんテレビの映像などでは何回も見たことはありますが、実際には行ったことがありませんでした。

ある時、テレビで尾瀬の特番を見て、また母が尾瀬に行きたい~と言い始めたのです。「行きたかったら行けばいいやん」というと、「・・・・・。」本当に行きたいのかどうなのかわかりません。新聞の旅行の広告でも見て、これに行きたいとでも言うなら話は別ですが、ただ行きたいだけしか言わないので、たぶん本当は「絶対行きたい」というレベルではなかったんだと思います。でも私もふと尾瀬に行ってみたいなと思ったのです。
やっぱり有名な尾瀬を知らないでは語れないということで、とうとう母の長年の夢をかなえるべく尾瀬旅行計画を立てたのでした。

ネットで調べたり、持っているガイドブックを見ると、どうやら尾瀬は誰でも簡単に行けるところではなさそうです。写真で見る水芭蕉の花が咲く湿原や木道の続く尾瀬ヶ原に行くためにはかなり歩かなければならないことがわかりました。母はすでに60歳を越えていましたし、普段めったに歩くこともしません。大丈夫なんだろうか・・・?

私としてはせっかく行くなら全部見たい。端から端まで一度で味わいたいと思っていました。当然ちょこちょこっとしか滞在時間がなく、行きたいところにも行けないバスツアーは問題外です。

行くならこれだと決めたのは、福島県の沼山峠から群馬県の鳩待峠に抜けるコース。全長約23キロのコースです。
夜行バスで大阪から東京へ行き、列車を利用して会津高原駅へ。そこからバスで沼山峠に向かい、尾瀬沼を抜けて下田代の山小屋で宿泊し、次の日は尾瀬ヶ原を抜けて鳩待峠へ。そこからバスで老神温泉へ向かい2泊目。3日目は一気に新幹線で帰るという日程でした。

母に「尾瀬に行きたいなら、23キロも歩かないとあかんねんけど行く?どうする?」と聞くと、躊躇無しに「行く!」と答えが返ってきました。けっこうマジで行きたかったんですね。
こうして母を半分だますような格好になりましたが、心に残る尾瀬旅行が始まったのでした。
長くなるので続きは明日です。

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コメント

  1. 旅かぼちゃ より:

    詩集ですか-、カッコいいですね-。尾瀬は確かに絵や詩になる素敵なところでした。
    でも明日の尾瀬の続きは、上品な(?)私のブログには似つかわしくない内容となっております(汗)

  2. kazu より:

    ♪夏がく~れば思い出す~♪ですね。
    尾瀬は行った事が無いのですが、暖かい季節に遥かな湿原を歩くと言うのは清々しくて良いですよね。
    自分は何故か「銀色夏生」の詩を思い出します。たぶん持っていた詩集の写真が上高地の風景だったからだと思うのですがw