六甲山系の山々 山登り編

六甲山については、過去にいくつか記事を書きました。

大阪から姫路に向かうコース案内の中で「六甲山の遠望」、また六甲山の観光地をドライブコース順に紹介した「六甲山」など、他にもチョコチョコっと記事の中に登場します。

六甲山の裾野に街が広がる神戸市や芦屋市あたりでは、ふるさとの山というよりも街の風景の一部であり、誰もが自主的にあるいは強制的に、一度や二度は登ったことのある山です。

神戸市ではたいていどこの小学校も遠足で六甲山に登ります。でもそれは六甲山頂を意味するのではなく、六甲山系の一部の山、鉢伏山や高取山であったり、摩耶山であったりと、学区によって様々です。

六甲山系では、高取山を除いて他の山はアルプスのように連なっていますので、ひとつの山を登り下りするのではなく、尾根を伝って縦走することがあります。

そうです。縦走です。

六甲山には端から端まで、つまり須磨から宝塚までの全縦走コース(約56キロ)があります。

もちろん学校行事で全縦走することはありません。大人でもよほど体力がないと、一日で歩き通すことは無理です。

六甲全山縦走コース(全縦コース)は、神戸市主催のKOBE六甲全山縦走大会をメインに、企業や個人団体の縦走大会が開催されています。

例えば先日、神戸ヒヨコ登山会さんの第45回縦走大会が行われていたようです。ルート表示が貼られていました。

KOBE六甲全山縦走大会

毎年11月に2回開催される神戸市主催の縦走大会です。

参加条件:15歳以上(中学生は除く)で、山登りのトレーニングを積んだ健康と体力に自信のある人。ただし、18歳未満の人は、保護者の同意が必要。

定員:各日2,000人

参加方法:応募資料を購入し、同封の申込書を提出。

応募資料は、神戸市:KOBE六甲全山縦走大会参加のご案内にて入手方法が発表されます。

コースの詳細は、神戸市で発行している、「六甲全山縦走マップ」(400円)で知ることができます。

六甲縦走マップ

他にも「六甲山縦走」などの語句でググれば、マップで紹介しているサイトもあります。

地元だけでなく、遠方からも参加希望の方が多い大会のため、最近はあっという間に応募資料も売り切れてしまうそうです。

加藤文太郎

新田次郎の「孤高の人」の主人公で、兵庫県浜坂町(現・新温泉町)出身の登山家。

彼は郷里の浜坂小学校を出て、神戸の現・三菱重工に務めます。休みの日になると、須磨から宝塚まで六甲山の尾根筋を縦走し、その日のうちに須磨に帰っていました。

これは驚異的なスピードで、その距離は100キロを超えたといいます。

当時の登山は、今と違って高価な装備を身につけて行う金持ちのスポーツでした。

「は?」と思うかもしれませんが、日本におけるそれ以前の登山は、信仰対象としての山に登るぐらいで、スポーツとして山に登るという考えはなかったようです。

外国人の影響で始まった日本の近代登山の歴史の最初は、装備に多額の投資をし、さらには猟師などの山のガイドに雇い、パーティを作って用意周到に登るという、大変お金のかかるスポーツでした。

加藤文太郎はそんな中、ありあわせの服に地下足袋を履いて六甲山を縦走し、さらに高山を目指すに至っても、それはあまり変わらなかったようです。

たった一人、地下足袋を履いて驚異的なスピードで山に登る彼は、「地下足袋の文太郎」と呼ばれました。

単独で次々と日本アルプスの山を制覇していった彼は、「単独登擧の加藤」、「不死身の加藤」として有名になりました。

しかしそんな彼も、冬季の槍ヶ岳北鎌尾根で、30歳の生涯を閉じてしまいます。

とりあえず山に行ってみよう

新田次郎のファンであり、山好きの私は加藤文太郎に憧れました。

とはいうものの、私は大の登山嫌いです。

小学校や中学の頃は学校行事で何度も旗振山やら鉢伏山に登らされましたが、ちっとも好きになれませんでした。

おまけに中学の修学旅行は鳥取県の大山に登山、高校の修学旅行では磐梯山に登山と山から離れられませんでした。

私にとって登山は苦しいものであり、強制的に登らされるものでした。

でもそれとは逆に高山への憧れも強く持っています。

富士山に登ってみたいとか、北アルプスに登ってみたいとか。

尾瀬に行ったり、大雪山旭岳に旅行したりというのも、実はそのへんから来ています。

ですがっ!

自分では異常と思えるほど、持久力がありません。

自分で言うのもなんですが瞬発力はあるんです。体育の成績も小学、中学、高校を通してトップクラスでした。
坂道を走るのも得意でした。ところがそれが体力の限界を超えるくらい長く続くと、もう尋常ではないバテ方になるんです。

そして次に落下恐怖症です。高所もあまり得意ではありません。

落下恐怖症なんて言葉はないかもしれませんが、とにかく不安定なところ、落ちそうなところが苦手なんです。

例えば電車のホームの端っこが怖くて歩けないとか、マンホールの蓋が開いていると覗けないとか、スキーで急斜面が怖いとか。
小さな頃はジャングルジムのてっぺんを歩くことができませんでした。
徳島の祖谷の吊り橋では、途中で冷や汗が出てきて引き返しました(汗)。

そんな私があるキッカケで、六甲山に登ろうと思い立ちました。(キッカケはたいしたことないので、気にしないでください・・・汗)

目指すは加藤文太郎の歩いた道、六甲全山縦走コースです。

スタートは思い出の地「塩屋」からです。

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コメント

  1. kabocha より:

    すみません。遅くなりました。

    三四郎さんが登山好きとはイメージになかったです(汗)。
    バス旅行をよくされているので、バス=登山のイメージが無いものですから・・・。

    バスで登山といえば、富士山くらいしか思いつかないんです~。
    失礼しました。

  2. 三四郎 より:

    私は田舎の出身で周りが山だったので割と親しんでました

    祖父としょっちゅう軽い山登りをしたり、親戚が山に住んでいたりしたんで山に歩きに行くのは好きですね

    おっしゃる通り学校とかに無理矢理やらされる苦しい山登りは苦痛以外の何物でもないですけどね