山で遭難したら?

年末に山岳観光地について書きましたが、本当は山で遭難した場合の捜索費用についての内容になる予定だったのですが、書いているうちに内容が変わってしまったんです。(汗)

2009年の遭難事件についての前置きまでは、まさにそのプレリュードだったんですけどねぇ・・・。

もし山で遭難したら?
自分で遭難した場合は、片山右京さんのように自ら携帯電話で連絡することが可能になった現在ですが、携帯電話の繋がらないような場所だった場合など本人からの連絡がとれない場合は、家族や知人からの捜索依頼があって初めて警察が動き出します。

本人からであっても家族からであっても、通常はまず警察に連絡し、警察が捜索するというのが基本です。海で遭難した場合は海上保安庁が捜索しますが、山の場合は各都道府県警が担当になります。
警察によって捜索され、発見、救助となった場合は費用はかかりません。これは一般の町の中の捜索と同じです。(ただし低額ではありますが、諸経費がかかる場合もあるようです。)
ですので、パトカーで救助に行けるような山の場合は、警察が民間の手を借りることなく捜索がなされますので、大きな問題はありません。

問題になるのは、警察がパトカーで捜索に行けないような場所で遭難してしまった場合です。しかしこれも、県警に山岳警備隊があるなどで、警察官が捜索し、県警や消防、自衛隊のヘリコプターが使用された場合は高額費用はかかりません。しかし警察や消防の手だけでは捜索が困難な場合、民間の手を借りることがあります。この場合にかかった費用は個人が負担しなければならないので、時にその費用が莫大な額になることがあるのです。

登山のメッカ、飛騨山脈周辺の富山、長野、岐阜などは警察の山岳警備隊が充実しています。特に富山県警の山岳警備隊は有名で、「落ちるなら富山県側へ」と言われるほど信頼と実績を積み重ね、日本一とも言われる山岳遭難救助のスペシャリスト達が集まっていると言われます。
夏の立山黒部アルペンルートに行った時に、室堂平で訓練をする彼らを見たことがあります。

ピッケルを持ったお巡りさん―登頂なきアルピニストたちの二十年
アルプス交番勤務を命ず―元富山県警察山岳警備隊長の遭難救助三十年
山岳警備隊、出動せよ!

例え富山県警であっても、ヘリコプターが他の事件などで使用されていたりすると、民間のヘリコプターを借りることになります。また長野県側では救助に慣れている民間ヘリコプターを依頼することが多いと聞いたことがあります。「民間のヘリコプターを依頼しますが、いいですか?」と聞かれて「結構です。お断りします。」とは言えませんよね?費用は一日いくらと決まっているわけではありません。どこから飛んでくるのかわかりませんが、その飛行距離と捜索時間によって違ってきます。1時間あたり50万~100万円くらいではないでしょうか。

しかし救急車と同じように、遭難者がタクシー代わりにヘリを呼ぶ例が出ているらしく、県警ヘリコプターも有料化される可能性があります。
また民間の捜索隊をお願いした場合は、人数×2~3万円(冬山なら4万以上?)に食費代が必要となります。
山で遭難すると一財産無くしてしまいますね。

生命保険では、捜索費用までは支払ってもらえませんので、このような危険を伴う登山の場合は、捜索費用を保障する山岳保険に入っている必要があります。山岳保険といっても種類があり、捜索救助にかかる費用は含まれないものもあるので注意が必要ですね。

自分はそんなところに行かないし、行けないから大丈夫とは思っていませんか?
普通の観光地に遊びに行ったつもりが、実は山岳地帯で、救急車を呼んだら民間ヘリコプターが来たなんてことになったりしないといいんですけどねぇ・・・・ふふ。

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