天王山

名神高速道路で最も長い天王山トンネルは、大阪府と京都府の境目になっています。
上り線では、大阪から京都に入ることになります。

前回紹介したサントリー蒸留所も、この天王山の麓に位置します。

またこのトンネルは、かつて名神高速道路一の渋滞のメッカでしたが、現在は拡幅され、トンネルが新たに設けられたことで、連休時以外はほとんど渋滞することはなくなりました。

この天王山といえば、天下分け目の山崎の合戦の地として知られています。

天正10年6月2日、京都本能寺で、主君織田信長を倒した明智光秀と、本能寺の変を中国攻めの途中で聞いて引き返してきた豊臣秀吉とが、この山で戦いの火花を散らしたのです。

光秀は秀吉に追われ、琵琶湖の坂本城へ逃れようと、山科までたどり着いた時、小栗栖(おぐるす)の長兵衛の竹やりに刺され、55歳の生涯を閉じました。よく光秀の三日天下といいますが、本当は本能寺で信長を討ってから、11日目に亡くなっています。

実際の天王山は高さ270mほどの小さな山ですが、「天下分け目の天王山」として、現在でも色々な局面で言葉として使われます。

スポーツの試合などを後から振り返ってみる場合に、勝負どころの場面の説明で、「この試合は、ここが天王山でしたね」などと、ヤマ場のことを天王山と表現することが今もあります。これはこの山の歴史、すなわち豊臣秀吉がこの山崎の合戦に勝利したことで、のちに天下を取ることができた、重要な戦いの歴史があるところから、このように使われることになったのです。

天王山には竹やぶがたくさんあります。この辺りから京都西山にかけては、全国有数のタケノコの産地です。料亭に出されるような高級タケノコが春になるとたくさんとれます。

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